黄金時代/覚え書き6

第20章炎のなかの踊り

 もうほとんど夢の中のバウムガルテン。中国人の諜報員。彫刻家の妻と間男に向けられた照準。燃えない礼服。炎のなかのバレエ。バウムガルテンが画廊に行くと、その絵のことを知ってるものは誰もいなかった。と、語り手は私に伝えて去る。

 

第21章断片と全体

 バウムガルテンの話は作り話だと確信。物語のモチーフの断片性の批判。中断によってのみ構成される物語は逆に統一体を形成している。

 

 

荒野のマグニフィセントな7人

ちかごろ眼鏡を新調して眼の調子があまり良くなったので行けなかったんだけど、マグニフィセントセブンを観てきました。バンバン銃を撃って、ゴロゴロ死体が転がって、まあそれはそれでいいんじゃないかなあ、と思いました。まあ、音楽はどっかで聞いたハリウッド映画音楽のテンプレって感じであまり良くなかった。そっか、ジェイムズ・ホーナー亡くなったのね。これが遺作なのか。もっと例のテーマ曲を有効に使った方が良かったんじゃないですかね。あとクリスプラットにサルタナさんの格好をさせてビリーにポン刀もたせとけばよかった(こんなこと言うの世界でもお前だけだ)

バレンタイン

という聖人がいたらしい。チョコを恵まれない地域に住む子供たちに配っていたらしい。5エーカーほどの土地を所有しており、そこでカカオを栽培していたらしい。畑の隅っこのちょっとした猫の額ほどの区画でこっそり大麻を栽培していたらしい。カカオの実は、若いころ天竺浪人をやっていて、南米を放浪中に現地人からもらったものらしい。

黄金時代/覚え書き5

第19章 ライプニッツと両性具有者

 ゼフィロス号のオーナーは彫刻家。ライプニッツの彫像。無限小の理論を表すビジョンが彫像に針金で固定されている。その横にある両性具有者を象った黒壇の木で掘られた彫刻。彫刻家の自宅にある真珠で記された詩。それらは妻への贈り物。その女はベッドで他の男と寝ている。真珠の叙事詩が語るのはビーチを巡る死者の様子。中年の経営者がミコノス島へ向かうと昔死んだ愛した女性に出会う。死者の彷徨うビーチ。あの世はそれほど楽しくはないが鬱ぎ込むほどでもない。毎日死者を浜辺に運ぶ白いボート。

昔考えたネタ

 幽霊になった恋人だか想い人だかを触るために(婉曲表現、恋人だったらペッティングということになるんだろうけど(フィンガーバン)、もっとアレな方向で痴漢目的というのも面白いのかもしれない、後述する手の移植者の目的が崇高なほど対比が効く)悪魔、呪術師等と契約して超自然(これも婉曲表現。射程を広く取ろう)に触れられる手をもらう。そのアニミズムの手が巡り巡って元ボクサーもしくは現でもいい、の手に移植されて超自然のナニモノか(まだ決めてない)を殴るようになる。そういう悪魔の手はよくあるだろうけど、性的接触のためのものを再利用する、というのがキモ。アレだよ、ゲームのサウスパークでプラグを武器に使うのと同じ。