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黄金時代/覚え書き6

第20章炎のなかの踊り もうほとんど夢の中のバウムガルテン。中国人の諜報員。彫刻家の妻と間男に向けられた照準。燃えない礼服。炎のなかのバレエ。バウムガルテンが画廊に行くと、その絵のことを知ってるものは誰もいなかった。と、語り手は私に伝えて去る…

『黄金時代』覚え書き/4

第16章 沁みの名前 島民はさまざまな沁みのカタログや辞書を作る。あらゆる沁みから辞書を片手に物語を読み取る。異邦人はこのような沁みへの崇拝に嫌悪感を覚える。島民はなんらかのモノを見る際に沁みにたとえる。ある種のロールシャッハテストの裏返し。…

『黄金時代』覚え書き/2

第10章 文法の円形刑務所 島の言語は多彩な接頭辞や接尾辞であふれ、語幹は単なる付属物に成り下がっていて用をなさない。そのまま消え去るのかもしれない。また、さまざまな格があり、また生まれつつあり、これらから「幽霊のようなリズム、表紙、テンショ…

『黄金時代』覚え書き/1

第7章 隠れた王 王は「選挙、議会、国民投票、世間話、ゴシップの中間に位置するような制度によって決ま」り、人々の間でうつろいゆく名前がちょうどよい均衡を持つようになった頃なんとなく決まる。王の言葉もまた人々の間、網目をうつろい、時にはざわめき…