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黄金時代/覚え書き5

第19章 ライプニッツと両性具有者

 ゼフィロス号のオーナーは彫刻家。ライプニッツの彫像。無限小の理論を表すビジョンが彫像に針金で固定されている。その横にある両性具有者を象った黒壇の木で掘られた彫刻。彫刻家の自宅にある真珠で記された詩。それらは妻への贈り物。その女はベッドで他の男と寝ている。真珠の叙事詩が語るのはビーチを巡る死者の様子。中年の経営者がミコノス島へ向かうと昔死んだ愛した女性に出会う。死者の彷徨うビーチ。あの世はそれほど楽しくはないが鬱ぎ込むほどでもない。毎日死者を浜辺に運ぶ白いボート。